ドット絵アニメーションの作り方
キャンバスのサイズを選ぶ
サイズボタンを開いて16×16・32×32・48×48・64×64から選ぶか、スライダーで一辺4〜100ドットの好きなサイズにします。キャンバスは32×32、背景は透明(市松模様で表示)で始まります。
1コマ目を描く
256色のドット絵パレットでペン・塗りつぶし・消しゴム・スポイトを使うほか、好きなカラーコードを入力したり、Lospecのパレットを読み込んだりできます。現在の色の横にある明暗ボタンは、同じ色相の一段暗い色と一段明るい色を出します。スプライトの陰影はこうして作ります。
コマを足して動かす
「コマを複製」はいまのコマをコピーするので、次の動きでは変わるドットだけを描き直せば済みます。「新しいコマ」は空白から始まります。プレビューは設定した速さでコマを順に再生し、オニオンスキンは前のコマをうっすら下に表示します。
GIFかスプライトシートで書き出す
「アニメを書き出す」から、1倍・2倍・4倍・8倍のループGIF、またはコマを横一列かグリッドに並べたスプライトシートのPNGをダウンロードできます。どのドットもくっきりした正方形のまま、空のドットは透明のままです。
このツールでできること
最大32コマ
キャンバス上のコマの帯から、コマの追加・複製・削除・並べ替えができます。「,」と「.」のキーで前後のコマに移動でき、取り消しは描画だけでなくコマの変更にも効きます。
オニオンスキン
描いているコマの空いているドットから、前のコマが薄く透けて見えるので、ひとつ前のポーズに合わせて次のポーズを描けます。1コマだけで見たいときはオフにできます。
1〜24fpsのリアルタイムプレビュー
コマの横の小さなプレビューが、編集中もアニメーションを再生し続けます。速さを変えると、プレビューもGIFも保存したスプライトも新しい速さになります。
GIFとスプライトシートで書き出し
共有用のループするアニメーションGIFと、ゲームエンジン用のPNGスプライトシート。コマの間にすき間がないので、コマのサイズだけできれいに切り分けられます。1コマだけを1マス=1ピクセルで書き出すこともできます。
本格的なドット絵エディター
移動・反転・回転ができる矩形選択となげなわ選択、コマをまたいだコピー&ペースト、範囲消去、色の一括置換、なぞり描き用の下絵、50回までの取り消し。
描くそばから保存
スプライトは描くそばからこのブラウザに保存されます。アカウントに保存すれば別の端末でも開け、すべてのコマと速さを含む図案コードをコピーして持ち出すこともできます。
ゲームの画面で映えるドット絵スプライトのコツ
先にサイズを決め、そのサイズで描く
スプライトのキャンバスは、あとで縮小する絵ではありません。選んだサイズが、プレイヤーが見る解像度そのものです。16×16ではキャラクターはシルエットと2ドットの目になるので、アイテムやアイコン、小さな主人公に向いています。32×32なら顔や手の形、陰影の段階を入れる余裕があります。64×64になるとイラストに近く、アニメーションの1コマごとに32×32の4倍のドットを描くことになります。
サイズは描き込みたい細かさではなく、ゲームのほかのスプライトに合わせて決めましょう。16ドットのグリッドのタイルセットなら、キャラクターは高さ16か32ドットが合います。スプライトを大きくする必要が出たときは、サイズ設定で絵を好きな辺や角に寄せたまま広げられ、すべてのコマが同じように変わるので、アニメーションがずれません。
色は少ないほどスプライトは強くなる
よくできたスプライトの多くは4〜16色です。色が少ないと、1色ごとに役割が決まります。輪郭、ベース、1〜2段の影、ハイライト。ベースの色を決めたら、横の「暗く」「明るく」ボタンで色の段階(カラーランプ)を作りましょう。影はわずかに青寄りに、ハイライトは黄色寄りに色相をずらすと、灰色ではなく光として見えます。
輪郭線は、どんな背景に置いてもスプライトを背景から切り離してくれます。小さなスプライトなら濃い色でぐるりと囲むのがいちばん確実です。大きなものは、囲む部分の色に合わせた輪郭(セレクティブアウトライン)にすると柔らかく見えます。すべての形をふちから内側へ向けて陰影をつける「ピロー(枕)シェーディング」は、形を平たく見せるので避けましょう。光は片側から当たり、影は反対側に落ちます。
アニメーション:コマ、タイミング、オニオンスキン
ゲームのアニメーションの大半は短いループです。待機中の呼吸や揺れなら2〜4コマを4〜6fpsで。歩きのループはたいてい4〜8コマを8〜12fpsで作ります。足が地面につく2つの接地ポーズと、そのあいだの通過ポーズです。攻撃やダメージは、ゆっくりした予備動作のコマ、ごく速い1〜2コマの動作、そのあとで止めたポーズの順にすると伝わりやすくなります。
まず要になるポーズ(キーポーズ)を描き、それからあいだを埋めていきます。そのための機能が「コマを複製」です。いまのコマをコピーして動くドットだけを変えれば、体がコマごとにぶれることがありません。オニオンスキンをオンにすると前のコマが空いたドットの下にうっすら見えるので、腕を描き直さずに1〜2ドットずらすだけで済みます。ポーズを長く止めたいときは、そのコマを複製します。GIFではどのコマも同じ時間だけ表示されるからです。
プレビューは、ゲームで使う速さで確かめましょう。スローでなめらかに見えた動きが、実際の速さではガタついて見えることはよくあります。直し方はほとんどの場合、コマを増やすことではなく、コマ間で変わるドットを減らすことです。
スプライトシートとゲームエンジン
スプライトシートは、アニメーションのすべてのコマを1枚の画像に並べたものです。このツールが書き出すシートにはコマの間に余白もすき間もないので、どのエンジンでもコマのサイズだけで切り分けられます。8コマの32×32のスプライトなら、256×32の横一列、または最後の1マスが空いた3×3のグリッドで書き出されます。
エンジンには1倍で書き出し、拡大はエンジン側で行いましょう。Godotではテクスチャのフィルターを Nearest にするとドットがくっきり保たれます。Unityでは Filter Mode を Point (no filter) にし、圧縮をオフにして、Pixels Per Unit をスプライトのサイズに合わせます。GameMakerでは横一列の画像を読み込み、コマ数を指定します。透明なドットは透明のまま読み込まれるので、スプライトをどんな背景にも置けます。
共有するならGIFで
32×32のGIFを原寸のまま置くとサムネイルより小さく、たいていのサイトは小さな画像を拡大するときにぼかしてしまいます。代わりに4倍か8倍で書き出しましょう。1ドットが4×4や8×8の同じ色のブロックになり、GIFはこうした同じ色の並びをとてもよく圧縮するので、ファイルは小さいままです。
GIFの透明は1色を「表示しない」に切り替えたものなので、チャットアプリやSNSによっては黒や白で表示されます。背景を選べない場所に投稿するなら、白背景で書き出しましょう。
よく使われるスプライトのサイズ
ドット絵を描く人がよく選ぶサイズと、それぞれに収まるもの。このツールでは一辺4〜100ドットの好きなサイズが使え、幅と高さが同じである必要もありません。
| サイズ | よくある使い道 |
|---|---|
| 8×8 | ごく小さなアイテム、パーティクル、弾、ドットフォント。 |
| 16×16 | アイテム、アイコン、タイル、小さなキャラクター。2ドットの目でも読み取れるシルエット。 |
| 24×24 | 顔にもう少し余裕があるキャラクター。24ドットのタイルグリッドのゲームで。 |
| 32×32 | 表情や手、陰影の段階まで入るプレイヤーキャラや敵。主人公でいちばん多いサイズ。 |
| 48×48 | 大きめのキャラクターや細かい小物、または武器を振る余白が必要な32ドットのキャラクター。 |
| 64×64 | ボス、立ち絵、アップのキャラクター。1コマの手間は32×32の4倍です。 |
よくある質問
無料ですか?アカウントは必要ですか?
無料です。描く・動かす・すべてのダウンロードはアカウントなしで使えます。スプライトは描くそばからこのブラウザに保存されます。アカウントが必要なのは、マイパターンに保存して別の端末で開きたいときだけです。
アニメーションは何コマまで作れますか?
最大32コマで、どのコマもキャンバスと同じサイズです。長い歩きのループや攻撃モーションにも十分な余裕があります。速さは1〜24fps(1秒あたりのコマ数)で設定できます。
スプライトをアニメーションGIFにするには?
「コマを複製」か「新しいコマ」で2コマ目を足して変化を描き、コマの帯の「アニメを書き出す」を押します。GIFを選び、倍率(共有なら4倍か8倍)と背景(透明か白)を決めて「ダウンロード」。GIFはプレビューに表示されている速さで、ずっとループします。
スプライトシートをGodotやUnityで使うには?
1倍でスプライトシートを書き出します。コマは余白なしで隣り合っているので、「アニメを書き出す」ボタンの下に表示されるコマのサイズで切り分けてください。Godotでは SpriteFrames リソースか AnimatedSprite2D を使い、テクスチャのフィルターを Nearest に。Unityではテクスチャを Sprite (Multiple) にして Sprite Editor でセルのサイズで切り分け、Filter Mode を Point (no filter) にします。
自分のパレットは使えますか?
使えます。色の検索欄にカラーコードを入力すればその色でそのまま描け、よく使う色はマイカラーに保存できます。Lospecのパレット名を貼り付ければそのパレットを読み込めます。パレットを読み込むと、絵もそのパレットの色に置き換わります。
画像をスプライトにできますか?
ドット絵変換ツールで画像を好きなサイズのドットのグリッドに変換し、結果をドット絵エディターで開いてください。エディターの「コマ」ボタンで同じコマの帯、オニオンスキン、GIF書き出しが使えるので、変換した絵も動かせます。
スプライトをアイロンビーズで作れますか?
はい、1ドットがビーズ1粒です。29×29のスプライトなら、Perlerの大きな正方形プレートにぴったり収まります。サイドバーの「エクスポート」からコマを印刷用の図案PDFとして書き出すか、ビーズのデザイナーで図案を開けば、色ごとのビーズの数を数えられます。